男声合唱団「鶴川メンネルコール」

早川先生を偲んで

前の指揮者だった早川先生は、2006年に当合唱団を創設されました。以来指揮者として当合唱団を率いてこられましたが、コロナ禍が始まった2020年12月になくなられました。現在は創設時のメンバーの一人であった竹村繁樹先生が指揮を引き継いでおられますが、早川先生が実践されてきた理念は今も当合唱団のカラーとして生きています。この記事は早川先生がご存命の時に書かれたものですが、「早川先生を偲んで」と改題して残しておきたいと思います。当合唱団のカラーの源泉でもあります。


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指揮者:早川 勝 ペンネーム:宇多好生 1940年山形県寒河江市生

学生時代より合唱活動を始め、サラリーマン時代も、電気技術者として勤務の傍ら一貫して作曲、編曲、合唱指導を続けてこられた。現在はサラリーマンを卒業し合唱活動に専念している。

2001年8月に男声合唱組曲「良寛」をカワイ出版より出版した。他、特に中高年者のための楽しい合唱をめざし、多くの編曲、そして指揮活動を続けている。「歌えない人を歌えるようにする」のが信条。

20代の終わり頃、八木重吉の詩集「秋の瞳」に出会い感動、6曲の組曲を作曲。その後長年にわたって改編、そしてシニア版を作成した。2013年10月19日に行われた創立7周年記念演奏会で、鶴川メンネルコールはこの組曲(ひびくたましひ)全曲を演奏しました。

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【メンバーからの紹介-1】
温厚ながら厳しい。練習の途中ダメが出ることはしょっちゅう。しかし、個人が傷つくことは決してない。態度には出さないが、先生も結構フラストレートしているんだろうなと思うこともあり。

【メンバーからの紹介-2】
練習中の注意の仕方が絶妙。ある曲の一部、「うちはらいてー」の「てー」が2拍のところ、早く次の音が出た途端、「手が早い!」の一言。一同爆笑、そして反省。いつもこんな調子、合いの手を加えるメンバーも居て、和気あいあいの雰囲気。

【メンバーからの紹介-3】
主旋律の部分は歌っていて気持ちがいい。先生はこれを「おいしいところ」と呼ぶ。編曲が自由な先生だけに、「おいしいところ」が4パートに行渡るよう、あるいは曲によって主役のパートを変えてくれる。バス・バリトンに主役のパートが振り当てられると、いささか緊張します。

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創作折り紙が趣味の一つです。年の始めにはその年の干支を折り紙で作ってメンバーにプレゼント。このホームページのタイトルイメージは、作品である鶴の折り紙をあしらっています。鶴川メンネルコールの鶴にもつながります。

下は今年(2020年)の干支の折り紙。

健康に留意しアカペラの楽しさを満喫するために頑張りましょう。